楽器と踊り
音楽:ブリンキーニョ、ラジャォン、バイリーニョ・ダ・マデイラ
フォークグループが会場を沸かせる時、実際に奏でられている音を、楽器ごとにご紹介します。
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| 楽器 | 役割 |
|---|---|
| マシェテ/カヴァキーニョ | メロディを奏でる小型の撥弦ギター |
| ラジャォン | 全長70cmの5弦ギター、リエントラント・チューニング |
| ブリンキーニョ | カスタネットを手にした衣装姿の人形が幾段にも連なり、下から針金を引くとカチカチと音を鳴らす杖 |
小さなギターの一族
マデイラの民族音楽は、一本のリードギターではなく、マシェテ、カヴァキーニョ、ラジャンといった小さな撥弦楽器のアンサンブルを軸としています。とりわけラジャンは全長約70cmの五弦楽器で、弦が単純に低音から高音へ並ぶのではなく入れ替わる「リエントラント・チューニング」を採用しており、それがマデイラの民族音楽に独特の明るく澄んだ高音域をもたらしています。
ハワイへの意外な輸出品
1880年代、ハワイで働いていたマデイラ出身の指物師たち——マヌエル・ヌネス、ジョゼ・ド・エスピリト・サント、アウグスト・ディアスら——が、ウクレレの最初の製作者として知られています。彼らはラジャンを含む小型のギター風楽器を故郷の島から持ち込み、それを基にウクレレを製作しました。これは物語を膨らませた主張ではなく、確かな記録に裏打ちされた音楽史の事実です。
ブリンキーニョのカチカチという音
ブリンキーニョはマデイラ独自の打楽器です。アルンド・ドナックス(ダンチク)の杖に、カスタネットを手にした小さな着飾り人形が幾段にも取り付けられ、杖の中を通る針金を下から引くと人形たちがカチカチと音を合わせます。その起源は19世紀にさかのぼるとされ、今日でも民俗芸能の舞台に登場し、楽器としてだけでなく、人目を引く小道具としても二役を担っています。
バイリーニョ・ダ・マデイラ
これらすべてが、この島を代表する民族舞踊「バイリーニョ・ダ・マデイラ」を支えています。軽快で社交的、舞台のソリストではなく集団を中心に構成された踊りです。このチケットの夜は、お客様のご参加日にファドではなく民族音楽グループが上演される場合、この踊りを軸に、一節ずつ組み立てられていきます。
あるいは、代わりに催される夜のファド
このチケットの説明では、民族音楽グループの代替としてファド・コンサートが挙げられていますが、特定の日付でどちらが選ばれるかの基準は明記されていません。ファド自体はマデイラよりもリスボンと結びつけられることが多く、ここで登場する夜は、島固有の民俗伝統に対する例外であって、その夜の主役ではありません。